デジタルアーカイブをテーマに「ハマクリ」-150年前の横浜模型も

これまでの「ハマクリ」の様子

これまでの「ハマクリ」の様子

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 ヨコハマNEWSハーバー(横浜市中区太田町2)で2月18日、「デジタル・アーカイブ」をテーマにトークイベント「HAMA-CRE! V53」(ハマクリ)が開催される。

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 「HAMA-CRE!」は、クリエイター・企業・大学・クリエイティブな事に関心のある人々が集まり、お酒などを楽しむ交流サロン。横浜のデジタルコンテンツ制作オフィスの「デジタルキャンプ!」が2004年にスタートし、今回で53回目となる。今回は、地域とメディアに関心を持つ有志のネットワーク「横浜メディア研究会」との共催で、各分野のゲストが映像・CG・地域住民参加型デジタルアーカイブなどの取り組み事例を紹介する。

 当日は、ACADEMIC RESOUCE GUIDEの岡本真さん、地域資料デジタル化研究会の丸山高弘さん、横浜市民メディア連絡会の和田昌樹さんらが「アーカイブ×コミュニティ=地域の記憶」をテーマに、横浜開港150周年の関連事業として昨年スタートしたWEBサイト「みんなでつくる横濱写真アルバム」と、山梨県のデジタルアーカイブの取り組み事例を紹介する。

 都市の歴史をデジタルアーカイブ化し、コンテンツとして発信するプロジェクト「YOKOHAMA-ARC」では、150年前の横浜都心部の1/1,500の模型の展示や、昭和40年代の街並みを再現したCG映像などの投影と解説を行う。

 また、映像・ウェブ制作を手がけるオルカプロダクションの北沢至さんが、伝統工芸品のネットでの鑑賞とショッピングができるサイト「JAPAN TRADITIONAL ARTS」の開発について語るほか、1881年に横浜で創業した大川印刷が所蔵していた、ドイツ製の飛行船「ツェッペリン号」が関内上空を飛ぶ、80年前の16ミリフィルムのハイビジョン映像なども紹介する。

 デジタルキャンプ!代表の渡部健司さんは「アーカイブ化することの重要性については語られてきましたが、現在進行形の事例から何が生まれ、どんな可能性が見えるのか、ジャンルを超えて俯瞰してみたいと思います。ここからまた新しいアイデアや活用の仕方が生まれるような時間にしていきます 」と話す。

 ヨコハマNEWSハーバーで19時15分から、事前予約=1,500円、当日=2,000円。いずれもフリードリンク付き。

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