横浜の出版社「春風社」社長を招き「本」をテーマにトークイベント

出版は風まかせ―おとぼけ社長奮闘記(春風社)

出版は風まかせ―おとぼけ社長奮闘記(春風社)

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 横浜市内でメディアにかかわる人のネットワーク組織「横浜メディア研究会」は12月20日、横浜の出版社「春風社」(横浜市西区紅葉ヶ丘53)の三浦衛さんを招き、「『本』が好き!~出版は風まかせ~」をテーマにトークイベントを行う。

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 春風社は、1999年に創業した学術出版社で、文芸書やエッセイなどを中心に現在までに約300点を刊行。同社代表取締役の三浦衛さんは、神奈川県内の私立高校で社会科教諭を7年間務めた後に、東京都内の出版社に勤務。1999年に独立して春風社を創業。今年10月に同社の10年間の活動を振り返る自伝的エッセイ「出版は風まかせ―おとぼけ社長奮闘記」を発刊した。

 当日は、詩人の谷川俊太郎さんや演出家の竹内敏晴さん、横浜市在住のブックデザイナー矢萩多聞さんらとの書籍の出版にまつわるエピソードを交えながら編集者としての思いや考えを伺った後、横浜在住で書籍の出版や執筆をしているライターや編集者などの活動を紹介するショートプレゼンテーションを行う。

 プレゼンテーションを行うのは、ユナイテッドピープル代表取締役で、12月25日に自著「ユナイテッドピープル『クリックから世界を変える』33歳社会起業家の挑戦」を出版する関根健次さん、将来のメディアの具体的な形を描き出す「2030年メディアのかたち」を今年9月に出版した坪田知己さん、 1998年よりインターネットの学術利用をテーマにした専門サイト「ACADEMIC RESOURCE GUIDE」を運営している岡本真さんなど6人。

 横浜メディア研究会のメンバーでライターの森王子さんは「言葉がインターネット上でデータとして消費される昨今において、本というメディアの再発見、そしてこれからの本がめざすべきことなどを語り合う場を作りたいという思いで企画しました」と話している。

 会場は、ZAIM本館1F交流サロン(中区日本大通34)。開催時間は14時~16時で参加費は無料(要申込み)。イベントの様子はインターネットで生放送される。

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