アーティストと企業が「横浜ランデヴープロジェクト」-ピクニックを題材に商品開発

象の鼻パークで行われたピクニックイベント「ピクノポリス」の様子

象の鼻パークで行われたピクニックイベント「ピクノポリス」の様子

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 「ヨコハマ・クリエイティブ・シティ・センター(YCC)」(横浜市中区本町6)で12月18日、アーティストと企業らが連携して商品開発を行う「横浜ランデヴープロジェクト」のアイディアプレゼンテーションが行われる。

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 同プロジェクトは、アーティスト、技術者、科学者、職人、デザイナーなどと地域のクリエイティブな企業が分野を超えた出会いを通じ、新しい視点でのモノづくりや商品開発を目指すもの。プランナーや弁理士などを含めた幅広い層のメンバーが参加しているのが特徴。

 参加アーティストはグエナエル・ニコラさん(プロダクトデザイナー/キュリオシティ代表)、リリアン・ブルジェアさん(造形アーティスト)、矢内原充志さん(デザイナー/スタジオニブロール代表)、佐藤好彦さん(造形アーティスト)、真喜志奈美さん(空間デザイナー)、中原英隆さん(アーティスト)ほか多数。また10月末に、象の鼻パークで行われた、ピクニックを楽しむ参加型イベント「ピクノポリス」を主催した東京ピクニッククラブも参加している。

 プロジェクトではピクニックを「開かれた公共空間や風景などの素材がそろった街・横浜を楽しむ新しいスタイル」と位置づけており、先月には象の鼻パークでピクニックイベント「ピクノポリス」も行われた。

 今回のプレゼンテーションでは、プロジェクトのテーマである「ピクニック」を題材に、参加アーティストらがそれぞれのユニークなアイディアを披露。矢内原さん、佐藤さん、真喜志さんほかが参加する。

 プレゼンテーション後は、事務局が参加企業とアーティストのマッチングを行い、個別の製品化プロジェクトがスタート。個別ミーティングや全体サロン、2010年3月予定の「横浜ランデヴープロジェクト展」への試作品の出展などを経て、商品の販売化を目指す。主催は横浜では「象の鼻テラス」(横浜市中区海岸通1)を運営する「スパイラル/株式会社ワコールアートセンター」と横浜市開港150周年・創造都市事業本部。

 ワコールアートセンターチーフプランナーの松田朋春さんは「ランデヴープロジェクトはスパイラルが2000年から進めている活動。アーティストと企業が共同で商品開発に取り組むことで、創造都市横浜の進展に寄与したい」と話す。

 開催時間は18時から、入場無料(ドリンクは有料)。

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