横浜ベンチャーポートが関内で「社会起業家」フェスタ

昨年の「社会起業家フェスタ」の様子

昨年の「社会起業家フェスタ」の様子

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 起業・ベンチャー支援プロジェクト「横浜ベンチャーポート」と横浜市経済観光局は11月29日、横浜ビジネス・メディアセンタービル(横浜市中区太田町)で社会貢献とビジネスを両立させる「社会起業家」と専門家による講演や、ミュージシャンによるライブを行う「社会起業家フェスタ 2008 in Yokohama」を開催する。

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 同イベントでは社会起業家を目指す人を対象に、障害者の自立と社会参画を目指す「社会福祉法人プロップ・ステーション」の竹中ナミ理事長による基調講演をはじめ、「ひきこもり」やニートなど若者支援に取り組むNPO「コトバノアトリエ」代表の山本繁さんを迎え分科会「社会起業どうすればうまくいく?について語りつくす」や、横浜ベンチャーポートアドバイザーで行政書士の山内一永さんによる無料事業相談、地元起業家によるプレゼンパフォーマンス、フェアトレードやオーガニック商品扱う企業や、障害者支援店舗が出店し商品販売を行う。

 そのほか、演劇・朗読のワークショップや公演などの企画制作団体「グッドフェィス」代表で女優の秋元紀子さんによる朗読、音楽バンド「マチュピチュ」によるマチュピチュ遺跡を創造したインディオ「ケチュワ族」にまつわる神話や世界観をモチーフにした楽曲のライブが披露される。

 横浜ベンチャーポートの担当者は「社会を変えることを目指し、どんなに素晴らしいプランを持っていても、1人ではなかなか拡がらないのが現実。社会を変えるためにできることに向かって、一歩を踏み出すきっかけになれば」と話す。

 昨年7月からスタートした横浜ベンチャーポートは、これまで横浜市が行ってきた起業・ベンチャー支援業務を民間事業者と連携して推進していこうというもので、「あきない総研」(大阪・箕面市)が市から委託を受け運営している。同社はこれまで「あきない・えーど」(大阪市との共同事業)、「起ちあがれニッポンDREAM GATE(ドリームゲート)」(経済産業省との共同事業)など、行政との連携による起業・創業支援プロジェクトを推進してきた実績を持つこの分野でのエキスパート。情報発信や、セミナー・講座などのイベント、窓口相談などを通して中小・ベンチャー企業の創業・経営を支援してきた。今年度9月までに市内を拠点とする社会起業家を9人輩出したという。

 開催時間は13時~17時。参加無料。申し込みは横浜ベンチャーポートサイトから。

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