開港記念会館のステンドグラス修復へ-80年の歴史を再生

制作から80年経ち、今回修復されるステンドグラス「箱根超え」

制作から80年経ち、今回修復されるステンドグラス「箱根超え」

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 横浜市は2009年の開港150周年に向けて、横浜市開港記念会館(横浜市中区本町)のステンドグラスを修復する。約80年前、関東大震災復旧時に設置されたもので、老朽化によるたわみや汚れを直し、当時の輝きを再現する。

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 ステンドグラスは、日本のステンドグラスの開祖、宇野澤組ステンドグラス製作所により設置された由緒あるもの。創建当時、国会議事堂のステンドグラスでさえ外国製で、日本のステンドグラスの歴史を語る上でも貴重なものといわれている。修復は、2階広間にある3枚。作業は横浜市在住のステンドグラス作家・平山健雄さんの協力のもと実施する。

 そのほか修復に合わせ、新たに5枚のステンドグラスを制作。現在「ステンドグラスにしたい中区の風景」をコンセプトにしたデザイン「港・海・丘・街・道」各1枚づつを募集している。また、中区在住・在学・在勤の人を対象に、ステンドグラス制作参加者も募集中。締め切りは5月28日まで。問い合わせは横浜市中区地域振興課(TEL 045-224-8136)まで。

 修復作業は6月中旬~来年3月。作業の一般公開も予定している。

横浜市開港記念会館横浜開港150周年(横浜市)創建90周年を迎えた“横浜のシンボル”外国文化伝来の息づかいを今に伝える「開港記念会館」(ヨコハマ経済新聞)

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