横浜マリタイムミュージアムで船の郷土玩具展

「古式捕鯨」の様子を再現した小型船39隻が1セットの「熊野古式鯨船一式」(和歌山県)

「古式捕鯨」の様子を再現した小型船39隻が1セットの「熊野古式鯨船一式」(和歌山県)

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 船の郷土玩具を集めた「日本の船のおもちゃ展」が4月26日より、横浜マリタイムミュージアム(横浜市西区みなとみらい、TEL 045-221-0280)で開催されている。

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 同展では、同施設所蔵の資料を中心に時代背景や土地ごとの生活を反映した全国の船の玩具約300点を展示。玩具は、「古式捕鯨」の様子を再現した小型船39隻が1セットの「熊野古式鯨船一式」(和歌山県)や、船に乗った仙台張り子の達磨人形「松川だるま」(宮城県)など現在では職人がいないため、生産が困難なものも多く展示されている。

 同施設学芸員の大林綾さんは「大正時代から『郷土玩具』という言葉が生まれ、動かして遊ぶよりも眺めたリ、集めることに主眼が置かれるようになった。今回の展示を通して船の玩具に映し出された人々の思いや生活に関心をもってもらいたい」と話す。

 開催時間は10時~17時。月曜休館(5月5日・6月2日開館、5月7日・6月3日休館)。入場料は、高校生以上=600円、小中学生=300円。6月29日まで。

横浜マリタイムミュージアム帆船日本丸とマリタイムミュージアム地区リニューアル(ヨコハマ経済新聞)

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