横浜限定車「muetto」が完成発表 -元町コラボアイテムも

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横浜限定仕様の自動車の開発に取り組む企業グループ「hamawaza(ハマワザ)」(代表:横浜市立大学齊藤毅憲教授)は1月27日、日産「キューブ」の中古車をリニューアルした横浜限定車「muetto(ムエット)」の完成発表会を開催した。「muetto」は市内の製造業者、デザイナー、商業者、大学など20あまりの団体のコラボレーションによって生まれたスペシャリティーカー。日産「キューブ」のリアを大胆にカットし、大型トランクルームを搭載した2人乗りとしたことが大きな特徴。ボディカラーは横浜をイメージさせる「ムエットブルー」を採用、フロントグリルには名前の由来である「カモメ」をあしらった。生産は200台限定、完全受注生産方式で、ベースとなる車両を神奈川日産の中古車展示場より選び、「muetto」へとリニューアルする(支払い方法等の詳細は未定)。また、元町の老舗・近澤レースとキタムラが「muetto」に合わせた「元町コラボ」の専用グッズを製作。キーケース、キーホルダー、クッションは標準装備とし、その他オプションとしてアンブレラケース、ショッピングバッグ、ブランケット、ドライビングシューズ、大型旅行カバンを販売する。完成発表会の挨拶で中田宏市長は、「ハンドメイドでつくったことが横浜らしさ。1台目は自分で買いたい。元町に乗っていき、見せびらかしたい」と完成の喜びを語った。販売予定台数は200台で、中古車のリニューアル費用は119万8千円(中古車価格が80万円の場合、販売価格は199万8千円となる)、販売開始は4月中旬を予定している。「hamawaza」は、株式会社TRUNK、高田工業株式会社、有限会社VM、横濱まちづくり倶楽部、日本発条株式会社、神奈川日産自動車株式会社からなる研究会で、横浜の企業の「アイディアと技術力」で中古車を「リデザイン・リユース」して改良することにより、新しい価値を生み出す「ycarプロジェクト」を2004年8月から推進してきた。同プロジェクトは、横浜市の横浜経済活性化に向けた中期ビジョンにおける「メイド・イン・ヨコハマプロジェクト」の事業化の第一弾として位置づけられている。なお、「muetto」は2月1日、2日、3日にパシフィコ横浜で開催される「テクニカルショウヨコハマ2006」の「hamawaza」ブースに展示される。問い合わせはhamawazaプロジェクト(TEL 045-624-3134 高田工業内)まで。
hamawaza

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