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ジャムブランド「旅するコンフィチュール」、コロナを機に店舗を独立

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各地の新鮮な果実・野菜を使った無添加の手作りコンフィチュール(ジャム)を製造販売している「旅するコンフィチュール」(横浜市中区相生町3)が11月6日、従来の工房の向かいに新店舗(相生町2)をオープンした。

オープン記念の「Jam for a week」食べきりサイズのプチジャム7種類のセット

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 2013(平成25)年10月に工房を開設した同店。生産者から直接仕入れた季節の果物や野菜を素材に、店主の違克美(ちがいかつみ)さんが繊細なフランス菓子作りの技術を生かし、「美しさ・口当たりにこだわって」仕上げている。

 しかし、コロナ禍は同店にも大きな影響を与えた。感染拡大を受け、緊急事態宣言の発令前から店頭での販売を休止。休業期間は3カ月に及んだ。さらに深刻だったのは、見込んでいた大口販売や商業施設への卸が無くなったこと。そのためスタッフを配置し、他の仕事を減らし、材料も仕入れて準備していたが、それらの売り上げが全てゼロになった。

 違さんはオンラインショップでの販売に力を入れ、SNSで積極的に発信。反響は予想以上に大きかった。オンラインショップの購入客からのメッセージが備考欄にあふれた。

「『おかげですごく楽しい時間を過ごすことができた』などと書いてあり、こちらも励まされました」と違さんは話す。

 6月中旬、店頭販売を再開。しかし、元々販売を意識していない施設だったため、客が入りやすい構造ではないうえ工房を兼ねているため、新型コロナの感染防止対策としてドアや窓を開放したままにすることもできなかった。そうした中、通りを挟んだ向かいのビルに空きスペースが出たことから、店舗を独立して開くことを決めたという。

 オープン記念の限定商品「Jam for a week」(2,376円)は、35グラムの食べきりサイズのプチジャム7種類のセット。うち4種は今回限定。販売は11月30日まで。クリスマス限定の「Noel(ノエル、イチジクとカシスとクルミ)」は810円(100グラム)と1,296円(195グラム)で、12月25日まで販売。実店舗、オンラインショップ共、11月中は買い物1回ごとに「Jam for a week」のプチジャム1個を進呈している。

 営業時間は12時~18時(木曜は19時まで)。日曜・月曜定休。

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