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「京急ミュージアム」が日本鉄道賞特別賞を受賞

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 京浜急行電鉄(横浜市西区)は、京急グループ本社1階に開設した京急ミュージアムが、鉄道の日実行委員会の日本鉄道賞表彰選考委員会による日本鉄道賞の「特別賞」を受賞したと発表した。

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 受賞タイトルは「『歴史的名車』を『社員の想い』を込めて ~五感で感じる京急ミュージアム~」。選考理由は、2020年1月に創立120周年事業の一環として開設した「京急ミュージアム」には、約2年をかけて復元した歴史的車両デハ230形をはじめ、京急ラインジオラマ、電車シミュレーションなど、本物にこだわった展示物が設置され、約4カ月の休館などコロナ禍の影響を受けつつも多くの来館者を迎え、地域に新たなにぎわいをもたらしていること。また、家族連れをはじめ多様な来館者の姿を直接目にすることで、鉄道の必要性や人々の同社に寄せる期待を実感でき、社員の意識やモチベーションの向上につながっていること。

 国土交通省が11月20日に受賞者を発表。地域を活性化するとともに、鉄道の魅力や存在意義などを広く情報発信する有益な施設として、「手づくりミュージアムが地域と鉄道会社を元気にする」特別賞が授与された。

 受賞を受けて同社は「2015年第14回日本鉄道賞『高度な安定輸送実現』特別賞につづく2回目の受賞となり光栄。当社が長きにわたって培ってきた人々の力を結集させ、多くの社員・OBの手づくりによって実現したことや、この施設が地域に新たな賑わいをもたらしていることが評価された。さまざまな本物体験を通じて、鉄道の魅力や必要性を伝えるとともに、横浜・みなとみらい21地区の街の賑わいに寄与すべく、これからも取り組んでいきたい」とコメントしている。

 京急ミュージアムは、「『本物』を見て、触れて、楽しむ」をコンセプトに、2020年1月21日に京急グループ本社1階に開設。館内には、昭和初期から活躍した歴史的車両「京急デハ230形」を展示するほか、沿線を忠実に再現した「京急ラインジオラマ」や運転体験コーナー「鉄道シミュレーション」、工作体験ができる「マイ車両工場」など多様な展示がある体験型施設。入館料は無料(一部体験コンテンツは有料)。

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